第2回オンラインワークショップ
テーマ「笑顔の学会誌を創ろう!」
日時:2020年8月22日 14:00~15:30
会場:オンライン(Zoom)
スマイルサイエンス学会オンラインでの第2回目は、夏ということで自由研究を意識してワークショップを開催しました。
今回のワークショップは、顔を見るというコンセプトのもとアーティストの小中大地先生をお招きして、家の中の妖精を探して顔をつけていく「ホームゴブリンをつくろう!」という内容です。
今回は、お子様にも何名か参加いただいて、20名弱の皆様での開催となりました♪♪
まずはじめに、今回もオープニングトークとして代表理事の菅原先生より、「顔をみる」ということについてお話がありました。
「見る」→「観る」→「看る」という、「みるの三段活用」のお話から、下の画像のような妖精のお話まで、様々な角度から顔をみるということについてお話し頂きました。
その後、早速小中先生にバトンを繋ぎまして、ワークショップが始まりました。
まず初めに、小中先生がどうして「ゴブリン博士」と呼ばれるようになったのか、
なんでゴブリンを表現するようになったのか、そもそもゴブリンって一体何???
といったお話があり、聞いていくうちに色々と謎が解けていきました。
ゴブリン作品のもともとは、ある展示作品として学校にいる妖精をゴブリンとして表現したものが始まりで、
その後子供たちとの交流活動をしていく中でゴブリン博士と名乗るようになったそうなのです。
なるほどですね~。
そしてゴブリン作りが、いざスタート!
まずは、アイスブレイクとして、皆で自分の手を使って「手ゴブリン」を作りました(左下の画像みたいな感じです)
パッとみると、紙に目と口を書いて張り付けるシンプルな感じですが、
こうして手に目と口をつけるだけで不思議と生き物に見えてきますし、皆張り付け方が違うのでしっかり個性が出るな~!と驚きでした!
手ゴブリンを作った後は、本題の「ホームゴブリン作り」が始まり、
皆さん、この手ゴブリンを作ることで要領を掴んだようで、もう我先にと色々な顔のパーツを作って、
思い思いのホームゴブリンを作りはじめていました。
皆さんが作ったホームゴブリンは開催報告の最後に掲載していますので、是非ご覧になってくださいね♪
小中先生はワークの間も、ずっと皆さんに声掛けをして頂いていたので、とっても和やかで賑やかにワークの時間は過ぎていきました。
それに加えて、Zoomに複数のPCやスマホで参加することで、手元の映像を映してやり方を分かりやすくしてくださったり、
別の画面では補足の資料を映すなど色々と工夫をしていただいたので、皆さんとてもわかりやすくワークが進められたと思います。
ワークショップの最後には、皆さんが作ったホームゴブリンを紹介して頂いて終了となりました。
皆さんが作ったゴブリンを見ると、皆さんが世界をどのように見ているのか、どのようなものに関心や愛着があるのか、
どんな顔が好きなのか、これだけでも色々分かりますよね。
小中先生のゴブリンづくりは、子供でも簡単に行うことができるとてもシンプルな内容でありながら、
その人の個性を色んな角度から表現してみることが出来る、とても素敵なワークだなと感じていました。
心理学の技法のひとつに、描画療法というものがあります。
これは絵や作品を作成することで、その人の深層心理を表したり、言葉に出来ない気持ちを表現してもらう技法です。
今回のワークショップは、絵や言葉で何かを表現することが苦手といった人でも「顔に関する認知を表現できる」、
そのための技法を作る何かヒントにになるのではないか、そんなことを考えさせられた1時間半でした。
講師を引き受けて頂いた小中先生、ならびにワークショップにご参加頂いた皆さん、
楽しい時間を共有させて頂いて本当にありがとうございました。
次回研究会は、11月の年次総会&研究会を予定しております。
またオンラインでの開催になると思いますが、次回研究会もよろしくお願い致します♪♪